ペットの帰国プロセス

アメリカで猫を飼っています。ぺットの帰国(日本への輸入)手続きは少し煩雑でして、いくつかのステップを経なければなりません。

 

詳細は農林水産省のHPに記載されていますが、アメリカから日本に帰国する際の大きな流れとしては以下の通りです。

 

①マイクロチップの埋込(ISO規格でなければならない。)

②狂犬病予防注射1回目(ワクチンの種類指定あり。③も同様。)

③狂犬病予防注射2回目(②から30日以上経過~有効免疫期間内に接種する必要あり。)

④狂犬病抗体検査(③と同日で可。アメリカなら

カンザスシティに血清を送付し検査結果書を入手する。こちらの手続きはクリニックにてやってもらえるので、結果が郵送されたら、クリニックに結果を貰いに行けばよいとのこと。)

※③もしくは④の採決日から日本帰国日まで最低180日間の待期期間が必要なので、帰国日から逆算してどのくらいまでに手続きを実施すればよいのかを確認する必要あり。

⑤到着予定空港への事前届出の提出(帰国日の最低40日前に提出する必要有。帰国日や使用空港は未定(暫定)の状態でも届出書提出可とのこと。(その場合、確定次第、変更申請書を提出する必要あり。))

⑥⑤の受理書の入手

⑦輸出前検査(帰国48時間前が望ましいが、個々の事情もあるので実際は10日前くらいでよいらしい。各空港の動物検疫所に要確認。これもクリニックにて実施してもらえる。)

⑧輸出国の証明書取得(テキサスではオースティンに申請し、証明書を取得する必要がある。近所のクリニックでは事前にオースティンにemailにて下書きのチェック(事前承認)を経た上で、郵送にて証明書の取得申請をしてくれる模様。)

⑨日本到着後の輸入検査(①~⑧までの手続きで得た諸々の書類を空港で呈示する必要あり。)

 

①②はペットショップで購入した際に既に完了済。

 

先日近所のクリニックに③を実施しに。知り合いに教えてもらったクリニック(過去に同様に日本人の帰国を手伝ったことがある。)にアポをとる。獣医は動物検疫所の指定する認定獣医でないといけないので注意が必要。その点、過去に同様のケースについて実績のある獣医だと安心です。

 

獣医さんが気前のよさそうなおっちゃんで助かりました。今後の段取りも丁寧にレクチャーしてくださいました。

 

まずは②の予防接種の証明書(獣医の署名入り)と合わせて、マイクロチップの埋込日等の履歴が書かれた紙を手渡します。マイクロチップ読み取り機で登録番号を識別し、問題がないことを確認。次に注射。

 

猫は注射を怖がるのかと思いきや、まるで注射に気づいてないかのような表情で、あっという間に予防注射が完了。

 

クリニックの方からカンザスシティの検査施設に血清を送ってくれるそうで、結果が届く三週間後にまたアポをとって帰宅。

 

聞くところによると、上の⑧はクリニックの方から郵便でオースティンに申請書を送付してくれるようでドライブの手間が省けそうです。