英語の発音
日本語は外来語をカタカナ語で表記するので、カタカナ英語に引っ張られて発音やリスニングに苦労する場面があります。
飲食店でWaterを頼むのすら苦戦しました。日本語だとウォーターですが、英語(アメリカ英語)だとワラ(ワルゥ)ぐらいの感じです。Siriもアメリカ英語で設定すると「ウォーター」と話してもWaterとは認識してくれません。
あとは単語が複数連なる時に前後の単語がつながって発音されるリエゾンや、haveやheやherが弱く発音されてほとんど消える現象やら、なかなか日本で英語教育を受けてきた分には対応できない部分がたくさんあります。
先日近所の本屋に行ったときに発見した本です。
- 作者: Lisa Mojsin
- 出版社/メーカー: Barrons Educational Series Inc
- 発売日: 2009/04
- メディア: ペーパーバック
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母音子音の 発音記号一個一個の解説、前述のリエゾン等々を含んだ内容になっていてなかなかよさそうだったので購入しました。should haveやwould haveの発音の省略等も細かく記載されています。
自分が卒業した中学校では幸い発音を結構細かく教えてたので発音記号は割と理解しているのですが、リエゾンやらなんやらのネイティブが自然と身に着けているルールみたいなものまでは教わらなかったので、かなり参考になります。
多くの中学校では発音記号すらロクに教えないとも聞きます。現状は詳しく知りませんが、日本の英語教育はやはりスピーキング、リスニングの点で圧倒的に割当時間数が少ないのかと思います。
海外赴任前に一カ月ほどアメリカの英会話学校に語学留学に行っていました。生徒は韓国人、日本人、南米系が多かったです。驚いたのが、東アジア人(日本人除く。具体的には中韓ですが。)の英語の上手さです。特に中国人は発音も綺麗です。以前までは英米系の人から見ると、「東アジア」人というくくりで「英語が苦手」という印象だったようですが、ここ10年前くらいで、中韓はすごい英語教育が進歩したと聞きます。
あと南米人の英語。彼らは英語ができなくても授業で手を挙げてとにかく喋る。発音とか文法が間違ってても話す。こちらからすれば正直英語には聞こえない(スペイン語に聞こえる)が、ネイティブの先生にはちゃんと伝わっている。性格的に積極的な人が多いというのもありますが、文法的にスペイン語が英語と近い(日本語と英語のそれと比べると)のと、子供の頃から英語圏の文化と接触する機会が多く、英語が淀みなく口から発せられるのではないでしょうか。
ある日、その語学留学中の土日で遠足行事みたいなものに参加した際にバス内で流れたUSのポップは南米系の人は全員大合唱でした。子供の時からテレビ等メディアを通じて英語や英米の文化と近い距離で接してきたというのは日本で生まれ育った人間とはかなり英語の習得という面においてアドバンテージがあるのかもしれません。
こういったバックボーン(アドバンテージ)を理解せずに、発言しない日本人をtoo shyと片付ける英語のネイティブの先生もいます。確かに日本人は多くを語らないかもしれませんが、初学者の場合、そもそもこれまで生まれ育ってきた環境での英語に対しての距離感が他国の生徒と違いすぎるということもあるかと思います。