アメリカでの車関連

車全般について書きます。

 

① 右側通行(当然ですが)

アメリカと日本の道路交通で一番違う点がこれです。車も左ハンドルなので最初は少しとまどいました。自分が道路のどの辺にいるのかの位置の感覚が少し違う。でもほぼ毎日車は乗っているので今では慣れたものです。むしろ左側通行、右ハンドルの方が今なら不得手かもしれません。あとは赤信号時でも車が来ていなければ、右折できます。但し極稀に赤信号時の右折が許されていないところもあり標識に従います。

 

② マイル

標識、車のメーター含めすべてマイルの世界です。自分のような日本で生まれ育った人間はどうしても脳内で自動的にキロに置き換えてどれくらいのスピード、距離なのかの感覚を掴んでおり、マイルの感覚に慣れません。制限時速はふつうの道で45マイル(=72キロ)、高速で大体60~70マイル(=96~112キロ)で、日本よりも随分高めです。道も広いですからね。

 

③ ガソリンスタンドはすべてセルフ

日本でも田舎の方にいけばセルフのところはありますが、アメリカはどこにいってもセルフです。クレジットカードを挿して、郵便番号を入れて、ノズルを引っ張って、ガスのグレードを選んで、給油。留め金みたいなので引き金を留めておくと、自動で給油できます。終了して、レシートをもらう(プリントアウトするかどうか選択)。あとガソリンは安いです。以上。

 

④ ドライバーが荒い

とんでもないドライバーがたくさんいます。急な割り込み、ウィンカーなしの車線変更は当たり前です。いつどんなトラブルがあるかわからないので車間距離を多めにとりますが、その間にすいすいと割り込まれます。この人たちが日本の東京とかで運転したら半分ぐらいは事故るんじゃないのかと思います。

 

⑤ 免許取得が楽

日本みたいに教習所で学科がいくつもあって、、、とかいうのはなく、学科試験、実技試験それぞれ一つずつ受けて合格すれば免許取得です。一応スクールもあるみたいで、たまに高校生くらいの子と親御さんが教習車に乗っているのを見かけました。

なお韓国だか台湾だかはアメリカと相互認証しているようで自国の免許証を提示しているようなので、書類が整っていれば免許すぐ取得できるみたいです。日本は相互認証していないので、試験にパスしなければなりません。アメリカの方が簡単にとれるので日本としては相互認証したくないのかもしれませんが、日本の免許証の方が取得難しいのに、アメリカでわざわざ試験受けるというのもなんか理不尽ですね。でも取得はわずか25ドルのフィーを払えばいいだけです。

 

⑥ 免許センターが理不尽

免許取得のための学科試験は免許センター内にあるモニターで選択問題で30問中7割以上とれればよいみたいです。一応運転教本が免許センターにおいてあって、ダウンロードもできます。そこから問題が出るようです。過去問等もウェブサイトを見ればあります。結構勉強しないと点を取れないという話も聞くので、自分はオンライン講座みたいなのを30ドルくらいで受講して修了証書をもらうという方法にしました。この証書を免許センターで呈示すれば学科試験をパスした扱いになります。受講コースは全部で6時間くらいかかりますが英語のリスニングの練習と思って受けました。最後のコース修了試験みたいなものも手元の資料をみながら解答できるし、確実です。なぜならば学科試験を受けるためには運転免許センターまでいって色々手続きをしなければならないのですが、これが予約制でして、ほぼ連日満席で2カ月先に予約、なんてことがあるからです。もし不合格の場合、2カ月先に再度トライする気にはなれません。あと書類に不備があったりすると情け容赦なく受理してもらえませんので要注意です。これでマジ切れしてFワードを放って去っていく人を免許センターで見かけました。特に必要書類のうちに、住所を証明できるものが2つ必要で、これらは公共料金のステートメント等ある程度生活の立ち上げが整っていないと揃わないです。

実技試験は、日本で運転している経験があれば楽勝です。ランプ、クラクションの確認からはじまり、発進、バック、縦列駐車、周辺の住宅街をとろとろと右折左折し、15分くらいで終了です。スピードを守らない、縦列駐車の縁石やポールにぶつける等したら一発退場ですが、これらにさえ気を付ければ、多少減点されても大丈夫です。縦列駐車は免許センター内に試験で実際に使用するポールがあって、営業時間後や土日で練習できるので行きました。大体3~4組くらいは練習していて、順番交代で練習です。

それよりかは、自動車の登録証(兼車検証)と自動車保険証を呈示はマストなのでこれを忘れないようにしないと行けません。自分は一回車検ステッカーを張るのを忘れていて、情け容赦なしに帰れと言われました。当然といえば当然なのですが、登録証はもっていたのでそれを呈示して粘りましたが、邪魔だから帰れと言われました。朝7時前に家を出、開始30分前から車で並び、何故か2列レーンの片側ばかりに教員が乗り込み、後から来た人にもどんどん順番を抜かされ、30分程この苦行に耐え忍んだ後、ようやく教員が乗り込んだというタイミングだったのでどうしても粘りたいという気持ちがあったのですが。

家に帰り、ステッカーを張り、予約をリスケジュールするのですが、オンラインでカレンダーを見てみると2カ月先までどの教習所も満席です。しかしオンラインサイトとにらめっこをしていると、稀に誰かがキャンセルしたのか空きが1席だけ出ることがあります。たまに仕事の合間にいくつかの教習所のカレンダーのウィンドウを開いてはチェックすること何日間、ようやく空きを発見。教習所は家から20分くらいの聞いたとこもないとこでしたが、この際関係ないので、予約を取りました。前回教習所で出鼻をくじかれてから2週間後という割と早めに予約を取ることができました。アメリカではお酒をスーパーで買ったり、お店で飲んだりする度に年齢確認をされるのですが、今までパスポートでやっていたので、早くアメリカの免許証が欲しかったという一心でした。

実技試験を終えると、You passed、と言われ、免許センター構内に試験結果を告げに行く。1週間後くらいに郵送でライセンスが届きます。

 

⑦ 車の購入

車は2台買いました。一つは正規ディーラーの認定中古車、もう一つはCarmaxで買いました。事前にウェブでどんな車があるかをチェックし、お店にいきます。ディーラーの方は予約してから行きましたが、Carmaxは予約必要なしです。確かCarmaxは値切れません。安さを求めるのなら個人売買等でしょうが、前任はだいぶ前に帰国しており、また会社にも日本人はほぼおらず、知り合いもいないし、見ず知らずの人と英語で交渉する自信はなかったのでCarmaxを選びました。ディーラーの方はわずかですが値切れました。当時国際免許証しか持ち合わせていなかったのですが、ディーラーでは試運転させてくれましたが、Carmaxではさせてもらえませんでした。アメリカのライセンスが必要のようです。

選ぶ際の条件は、

・日本車(アメリカでも絶大な信頼がおかれているようで50%くらいは日本車が走っています。そんな信頼の日本車なので値崩れしにくく売る時は高く売れます。故障も少ないと思います。)

・ここ3~4年のモデルであること(新しい方がきれいそうなので。)

・バックモニター付きであること(有無で大体1000ドルくらい値段が変わります。)

・走行マイルが30000マイル以内であること(100000マイルくらいまではみんな余裕で乗っていると聞きますが、やはり故障とかも多そうなので少な目がよいです。)

でした。

現在1年ほど走っていますが、故障等の問題は特にありません。アメリカは中古車のマーケットが日本と比べ物にならないぐらい活発で、大体1年くらい乗ったとしたら買った時の値段からマイナス4000~5000ドルくらいの価格で売れるっぽいです。どうせならと思い、初期投資は大きかったものの、帰国時そこそこの金額で回収できることを期待しています。

後は自動車保険です。GEICOをすすめられたので、これにしました。日本と比べると、高いですね・・・。割と抑えめで限度額を選んだのですが、半年で2台で1200ドル程度です。なお登録住所が郊外だとダウンタウンに比べて安くなります。ダウンタウンから郊外への引っ越しのタイミングで住所変更をすると請求額が結構減りました。交通状況を見てみると郊外の方が安全なのは一目瞭然ですが。あとはアメリカの免許を取得してライセンス情報をオンラインで登録すると当然安くなりました。