SSN申請
アメリカで生活する上で一番土台となる手続かもしれません。これがないと納税(還付)できませんからね。
会社から一番近いSSNオフィスに行きましたが、ダウンタウンのさらに南の方で治安は悪く、オフィス内の待合室の感じも、何とも言いようがない異様な雰囲気でした。皆人相が悪い・・・。30分ほど待たされ、窓口に。
必要な書類は以下でした。(L-1ビザの場合)
1. パスポート及びビザ
2. SS-5 (ソーシャルセキュリティカードの申請書で、事前に記入・ダウンロードしたものを持っていきました。オフィスでも記入できます。)
3. I-94 (アメリカ入国後、オンラインで申請できます。)
あとは念のために会社の雇用証明等も持っていきました。
先人達の話を聞くと、窓口で理不尽に突き返されることもあるようですが、幸い一発でOKでした。
後日一週間ほどしたらカード(ただの紙切れ)が届きました。ただアパートの契約等でSSN番号が必要そうだったので、2日後くらいに番号だけ教えにもらいに再訪しました。
また、配偶者(L-2)の場合は3カ月以内に発行された婚姻証明書が必要です。妻の分の申請の際には、日本で入手した婚姻証明書(役所で450円くらいで発行してくれました。)と人事に用意してもらったその英訳を持っていきました。
領事館で婚姻証明を入手する必要があるとのことでしたが、面倒なのでこれでトライしましたが、すんなりOKでした。しかし担当者のさじ加減によると思います。
友人のSSN申請の話で、一回目は書類の不備で窓口で受け付けてもらえなかったのに、すぐさま二回目並んで窓口にリトライしたら今度は一回目とは違う担当者で申請が受理されたなんて話も聞きます。
アパート探し
アメリカ赴任時の生活立ち上げの際の一番の目玉イベントは住宅探しでした。
テキサスに到着直後は会社が用意した仮住まいのアパートに2~3週間程度住んでいました。この期間に色々なセットアップを行わなければなりませんでした。
仮住まいの場所はダラス市のアップタウンにあり、家具は全部ついているし、ガレージも屋内でかなりよい物件でした。周辺の治安もダウンタウンと違って悪くなさそうなので、このアパートにそのまま契約しようかとも考えましたが、かなり家賃が高かったので止めておきました。
このアパートを根城にレンタカーで周辺エリアをドライブし、各エリアの街の雰囲気を感じ取った上で、会社との距離関係から、希望エリアをまず決めました。当初予定していたエリアは会社からドライブしてみると結構遠い場所にあり(とはいえ車で30分程度で日本の電車通勤に比べると楽ですが)、ガソリン代やら通勤時間のことも考え、選択肢から外しました。
やはり実際にドライブしてみて感じ取る雰囲気と、Google Mapをぼんやり眺めてて感じ取る雰囲気は違います。地図でみると近そうな距離感もテキサスだと広いこと。おそらくどんなとこに住んだとしても車なしでは到底生活できません。
希望エリアが固まった後、日本人の不動産屋の方に、そのエリアでいくつか目ぼしい物件を案内していただくことにしました。
希望物件としては、
① 1BR
② 近所に池や川があってトレイルもある。
③ Detached garageでなくてよい。駐車場屋外でもよい。
④ 2階以上
で探しました。
実は最初家具付きのアパートを希望していたのですが相場を聞いてやめました。高いです。
アメリカでは日本みたいに賃貸仲介業者で物件を紹介してもらう方法ではなく、アパートの管理会社のリーシングオフィスが大抵アパートに併設されているので、そちらに向かい、直接空き情報の照会や内覧をして、気に入れば契約ということになります。日本人の不動産屋にはボランティアで各リーシングオフィスに連れて行ってもらいました。
空き部屋情報や間取り等は各アパートのウェブサイトで公開されているのでそちらを見てから、内覧するとスムーズかもしれません。
いくつかアパートを紹介してもらうのですが、なかなか自分の仮住まいの退出時期と新居の入居時期がうまく重なってなおかつ希望に沿う物件がなかったので焦りました。
またリーシングオフィスでの会話でDetached garageという聞きなれない言葉が何回も出てきたのですが、部屋とガレージがつながっている部屋のようです。1階部分が個人用のガレージで2階部分が部屋です。階段で直結しているので買い物で荷物が重たいときなんかは便利なようです。人の好みですが、自分は3階、4階の景色のいい階層の方がよかったので、マストではないと判断しました。
最終的に契約したアパートは屋外駐車場(賃料はゼロ)で屋内駐車場は一台につき月25ドルでした。屋内駐車場の位置も自分の部屋からは遠いので、屋外に停めています。
しかしダラスエリア周辺地域も含め、hail(雹)が降ることが多く、屋外に野ざらしにしていた車がボコボコになるなんていうこともよくあるようなので、屋内もしくは屋外でも屋根付きの駐車場にすればよかったと思いました。ただしエリアによって差もあるみたいで自分の住んでいるエリアはあまり雹が降らないようです。これまで一年間住んでいますが、幸い車は無傷です。
というわけで、物件を4~5件回ったところで、不動産屋に礼を告げ、この日は終了。
どうも前任から聞いていた話と違って、家賃の相場自体が高いような気がしたのです。ダラスはホットな地域で地価も年々上昇していっているようで、家賃もこの数年で結構上がってしまっているみたいです。特にダラスの北の方にあるPlanoは人気エリアでさらにその北のFriscoではアパートやショッピングモールの建設ラッシュで、いつも工事中です。
アメリカ生活もわずか2年程度ということもあり、思い切って予算を100ドル、200ドル程度上げて、再度自分でアパート探しを翌日続けることにしました。リーシングオフィスでのやりとりもつかめたことですし。
最終的に紹介してもらったアパートに再訪し、予算を告げ、前日に内覧したものよりも広めの部屋を紹介してもらって即決しました。レイクビューで大通りにも面しておらず静かで北向き(テキサスでは南向きより北向きをおすすめします。直射日光が強すぎるので。)で最上階。文句なしです。
ちなみにアメリカ(テキサス)の平均的なアパートはどこもBBQ施設あり、プールあり、ジムあり、と日本のものに比べるとまるでリゾート施設にいるかのようなゴージャスさです。
デポジット小切手で支払い、また住宅保険の加入が入居に必須ということでしたので、いくつか見積もりをとって一番安いところにしました。年間150ドルくらいです。自動車保険をGeicoにしており、Geicoを仲介した保険屋が安かったのでそれにしました。
後日、カギを受け取り入居。
アパート契約更新
現在住んでいるアパートですが、入居時に13カ月契約にしており、更新の時期を迎えています。
アメリカのアパートはリース期間を選択の上、入居時に契約しなければならないようです。自分のアパートは、1カ月(Month-to-month)から最長13カ月程度まで選択できましたので、昨年の契約時には13カ月を選択。期間が短ければ短いほど家賃は高くなります。
先日アパートの玄関のドアに紙切れが一枚はさまれており、手に取ってみていると更新の案内でした。更新する場合はリース期間を選択の上、アパートのリーシングオフィスに申し出る必要があるとのこと。更新しない場合は60日前までに通知しろとのこと。
更新する場合、呈示された契約期間が最低でも11カ月でした。家賃の金額は現状にわずか10ドルくらい加算されるくらいの微動。ただし、Month-to-monthの場合は家賃が月額300ドル程度跳ね上がる。
今のアパートは家の周りに湖があって気に入っており、防犯上も特に危険な目に遭ったこともないので、特に引っ越しのプランもない。空き巣等の被害があるというアパートも聞くので現状で満足。
帰任日は来年の5月か6月くらいなので、Month-to-monthではなく、比較的短い期間で更新したい旨をメールで伝える。
すると現家賃よりも90ドル程度高い家賃を呈示される。しかしMonth-to-monthの家賃の額に比べれば随分と現実的です。
アメリカでは契約更新時にオーナー側から家賃を不当に(?)値上げされる傾向にあるらしいのですが、テキサス州は今全米でも最も経済的にホットで、アパート、一軒家の建設ラッシュで地価も上がっているし、100ドル未満の値上げは周りの人を見ていると割と普通っぽいので、仕方ないと思い、契約更新。
アパートのウェブサイトからリース期間を選んで契約書に電子サインすれば完了。あとはリース期間内にRenter's insuranceがかかっていることを証明しなければならないので、保険の更新を行った上で、リーシングオフィスにpolicy numberを告げる必要があります。
ちなみにペットは犬猫問わず一匹につき家賃月額10ドルです。デポジットは200ドルくらいとられました。他のアパートを見ていても大体これぐらいの料金です。